■本文枠を設定する(1)

パソ編を立ち上げたら、メニューの[書式]→[基本ページ]を選びます。続いて、「本文枠」タブをクリックして、「枠属性」ボタンを押します。

1. 文字のフォントを決める

「文字」タブをクリックして、文字のフォントを決めましょう。最初の設定では

になっています。でも、このままでは、あまりきれいなみためにはなりません。なぜなら、半角アルファベットが等幅フォント(MS明朝)だから。

 そこで、

「文字」タブの画像

ワープロソフト「ワード」の初期設定と同じフォントにしたいときは、「欧文フォントの基本フォント」を「センチュリー」(Century)に、「欧文フォントの数字フォント」を「基本フォントと同じ」にしておきます。

2. 本文枠の大きさを計算する

パソ編を立ち上げて、「新規に作成」で「A4・縦置き・横書き」を選ぶと、「A4よこがき、45字×45行」の本文枠が作られています。ところがこの本文枠、「ピッタリ45字×ピッタリ45行」というサイズではなくて、少し大きい=ゆるめのサイズになっているんですね。ゆるめの本文枠だと、文字が“パラパラとしたくみ方”になってしまいます。

そこで、ピッタリサイズの「40字×40行」の本文枠を作ってみることにしましょう。なぜ字詰めと行数を変えるのかというと、45字×45行は、1ページに入れる文字数としてはちょっと多いから(あと、「40」という切りのいい数字にしておきたい、ということもあります)。

なお、ここでは、文字サイズと行送りに「級」を選んでおきます。

文字サイズは、14.1級になっているので、これを「14級」にします。

行送りは、文字の大きさの1.5倍が基本ですが、14級×1.5=21級で、奇数になります。奇数の行送りは小数点以下が2ケタになってしまうので、偶数にしましょう。偶数にする場合、数値はふやします。行送りは、きつくするよりもゆるくするほうがみばえがいいからです。というわけで、行送りは「22級」にします。

本文枠の大きさの画像

よこぐみの本文枠の大きさは、

というやり方で計算します。たてぐみの場合は、幅と高さの計算式が逆になります。

文字サイズや行送りによっては小数点以下の数値になることもありますが、そのまま本文枠の大きさとして設定しましょう。

3. 本文枠を上下左右センターに置く

最後に、本文枠をページの上下左右センターに配置しておきましょう。

A4の大きさは210ミリ×297ミリ。このなかのセンターに「140ミリ×220ミリ」の本文枠を置けばいいわけですから、簡単に計算できますよね。

本文枠の配置の画像

「左から」と「上から」が小数点以下の数値になってしまうときは、切りのいい数値にしてもかまいません。ただし、上下のセンターがズレていてもあまりめだちませんが、左右のセンターがズレているとめだちます。

「左から」と「上から」は、できるだけ整数の数値になるように、字詰めと行数を調整したほうがいいでしょう。